9月29日(水) 「さとぷろ。学校 第4講」を明科清水地区にて開講!
昨年度に続き今回も、清水地区里山整備協議会の皆さまにプロデュースいただきました。

はじめに清水地区での住民による里山整備について概要をお話しいただいたあと、上の山に続く作業道へ。
整備中の竹林を抜けると、様々な種類の樹木からなる森が見えてきます。
作業道の作り方などのお話も聞きながら、作業道の終点までを往復しました。

山から戻ると室内講義。今回はなんと、薬師堂の中での講義が実現しました。
やや薄暗い薬師堂の中には、見上げると壁画などもあり、山里の歴史を感じます。
清水里山整備協議会会長の丸山さんより、清水における里山整備の経緯や、活動で大事にしていることなどをご紹介いただきながら、地域住民による里山整備の活動について受講生の皆さんとのワークショップで話し合いました。

安曇野市内でも特に山の中に位置するこの地区で、数人の若い住民がお茶会で話したことをきっかけに、地区住民のみならず、行政、事業者、NPO、一般市民などなど、多様な面々が関わりながら里山整備の活動を続けています。

一般的には地域活動というと何だか気の重い印象があるけれど、清水地区の活動への想いや様々な事例についてのお話を聞いていると、「いいなあ!」「すごいなあ!」という素直な気持ちが沸き上がってきます。一同、それぞれ自分の住む地域の様子を振り返りつつ、考える機会となりました。

お昼は清水地区の皆さまとワイワイと・・・といきたいところですがコロナもあり、有機野菜のお弁当を青空の下でいただきました。

午後は再び薬師堂の中での講義『放置竹林の整備とは』。
竹の生態から、効果的な整備の方法など、科学的な視点や事例を交えて学びました。

そして次はいよいよ、竹林での実習です。
当初予定していた場所にハチの巣があり急遽場所を変更するハプニングもありましたが、1人ずつじっくりと講師の手ほどきを受けながら、ノコギリを使い竹を伐採。
伐った竹を運びやすい長さに切断し、それを束ねる「巻き結び」を実習しました。

さらにそれを使い、軽トラなどの荷台に積むときのロープワークを実習。
「巻き結び」の他、「南京結び」「男結び」にもチャレンジ!

どの結びも良く考えれば考えるほど分からなくなるのは何故でしょうね・・・?
みなさん、すっかりハマりながら何度もチャレンジしていました。

里山の整備などを学ぶ「さとぷろ。学校」。
山や木々だけでなく、そこにいる多種の生き物や多様な人、地域、生活、歴史、産業、文化・・・。
すべてが「里山」だとすると「里山の再生」とは何なのか。。。

「こうあるべき」「こうでないといけない」ということもなく、里山整備をネタに(?) 柔らか~く広がっている清水の仲間。
これからもたくさんの「想定外の化学反応」が生まれそうですね!

♪ララーラララーラし~み~ず~(^^♪ ♪ララーラララーラし~み~ず~(^^♪

清水の皆さま、ありがとうございました❗

さてさて、次回の「さとぷろ。学校」では、いよいよ立木の伐倒にチャレンジです! お愉しみに(^^♪