今日は、「ハンターと歩く冬の里山」!!!
この〔安曇野市猟友会 さとぷろ。〕のコラボ企画も今年度で4年目。
案内人はハンター歴50年を超える大ベテラン。
回を重ねるごとにトークもベテランに
今年度は、コロナの影響もあり、開催について様子をうかがっていたところ、、、猟友会の支部長が
「今年はやらないの?楽しみなのに、さみしいなぁ。」と。
その声をきっかけに、企画開催まで1か月のスピード計画に!
今回は初回参加の方を優先し、14歳から60歳代まで、狩猟に関心の高い方々に参加いただきました。
参加できなかった皆様、またのご参加お持ちしています。
「本来ならこの時期は、雪が多くて山に入れないことが心配なのに…。」
雪は先日の小春日和により、どこかへ行ってしまい、わずかにところどころ残るばかりでした。
なので足跡は、ほとんどありませんでした!
でも、ヤマドリ、キツネ、タヌキ、ニホンザルの足跡から、イノシシの掘り返した痕、ツキノワグマの熊棚やクマ剥ぎなど、多くの痕跡を発見しました!
実際に、ヤマドリ用の散弾銃の薬きょうも山中に残っていました。
「狩猟って遠い世界のイメージだったけど、とても身近なことなんですね。」
「ますます、狩猟に興味がわきました!」
「狩猟免許、取りたいです!」
と、参加者からは、とても楽しかった♪との声。
遠いようで近い「狩猟」。
これは、今の里山の存在そのものの感覚なのかもしれませんね。
もっと里山を身近な存在に。
今日の狩猟企画を通して、少しでもそう感じられれば嬉しいですね
非常に寒い1日で、山を歩きながらも、とても体が冷えました。
安曇野市猟友会の方々にご用意いただいたジビエ汁でほっこり
参加者みんなで、ジビエを堪能し温まりました
とても美味しいという声がたくさん聞かれましたが、より深い『食』についての感想もご紹介。↓↓↓
■「捕る(獲る)→解体する→食べる」の重要な始めの2つを普段の生活では意識せず過ごしている。畜産と狩猟は違いはあるが、食の原点について考え、自然との関わりを考える上で非常に重要なきっかけになった。
■猟師だけでは食べていけない。美味しい、だけでは続かないのだろう。ハンターの社会的役割にいついて尊敬する。
■獣害対策でジビエの普及が図られているが、流通には食品衛生法などまだまだ課題が多く感じる。
獲った後、山から下ろして来て、解体して、処理して、調理して、初めてこのお肉が食べられること。
獲った人以外の人が、それを食べることができること。
この実際に猟場を狩猟の話を聞いて歩いたこと。
調理された狩猟肉を食べること。
この体験を通じて、自分たちの生活や暮らしの食について考えるきっかけに繋がったことが、一番の収穫かもしれませんね
信濃毎日新聞 2021.2.28 市民タイムス 2021.3.7