さとぷろ。木質バイオマス利用促進プロジェクトでは、市民の手によって里山整備を行い、里山再生を進めています。安曇野市明科天田にあるハリエンジュ林は、もともと畑だったところにハリエンジュが生え、鬱蒼として光の入らない場所です。そこを皆伐して、きれいな林地にしつつ、丸太(薪)を生産していく活動を行っています。

約1ヘクタールの林地は、5~6月の3回の活動で軽トラック15台分の丸太となり、作業メンバーが持ち帰ったり、里山市で販売をすることができました。

11月より、残った林地をきれいにすべく、作業を行っています。雨で作業が滞っていたところ、11月6日は秋晴れとなり、久しぶりに気持ちの良い作業日となりました!

伐木造材の講習を受けていないメンバーもいるため、もう一度安全についての基礎について学びます。また、作業を行う上での手順、注意事項なども共有し、安全第一で進めることとしました。

先日の台風の影響で、林道上に倒れている松枯れのアカマツを撤去する作業から開始しました。チェンソーで玉切り、人力で林道でないところへ運搬します。一部は木ローソクに加工して利用する予定です。

3グループに分かれてアカシヤ林の皆伐作業を開始しました。伐倒作業者は、伐倒方向を決め、周辺の足回りをきれいにし、受け口・追い口をチェンソーで入れていきます。その他の作業者は、周囲の安全を確認し、伐倒を安全な位置で見て、伐倒後に1.2メートル長さに玉切りし、林道近くに運搬します。

作業が終わるころには、林地が明るく、向こうの山が見える気持ちの良い状態になりました。作業する前後ですっかり変化した様子に、「作業しただけ結果が出る、やりがいのある活動だね!」と、みんなで喜び合う場面もありました。今シーズン、あと何回か作業を行えば、1ヘクタールの林地がすっかりきれいになることでしょう。参加されたみなさん、お疲れさまでした。