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5月17日(日)午前9時より、安曇野市明科の長峰山山頂にて草地整備作業を行いました。市内に残る貴重な草地(そうち)、生物(昆虫や植物)にとって大切な場所です。地元の“宮中区”をはじめ、長峰山の保全に取り組む“NPO法人森倶楽部21”、長峰山山頂からフライトしている“安曇野パラグライダークラブ”、管理者である“安曇野市役所都市計画課公園緑地係”などが参加。昨年、さとぷろ。学校の第3講で草地について学び、ここで草刈りを行ったことより“さとぷろ。”にもお声がかかり、里山再生サポーターさん2名と事務局2名が参加しました。刈り取る植物、残す植物について説明を受けた後、それぞれの場所にわかれて安全に気を付けながら作業に取り掛かりました。
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長峰山山頂は安曇野を一望し、昭和45年5月に川端康成、井上靖、東山魁夷が訪れた際「残したい美しさ、静けさ」という言葉を残しています。この日も残雪の北アルプスをバックに、美しい景色を望みながらの作業となった。草地部分には、ワレモコウ、フデリンドウ、タチツボスミレ、オオルリシジミの食草クララなど、平地では見られなくなってきている植物があります。また、明るい草原でしか生きられない昆虫などが好んで生息しています。
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草原周辺の林地でも草刈りをします。ススキなどが生えてきています。この時期に一度刈っておくと、秋にほど良い背丈のススキとなります。ほかの植物が共生できるよう、光を入れてやるのも目的のひとつです。
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約30名の参加で、山頂周辺が見違えるほどすっきりしました。手鎌で作業をする人、刈り払い機で作業をする人それぞれ、役割分担をして作業を行いました。
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みなさま暑い中の作業、お疲れさまでした。草地はほっておくと森林になってしまいます。人の手が入ってこそ残していくことができる、生物の多様性にとっても大切な草地。安曇野の絶景とともに、かわいらしい生物たちを探しに、訪れてみてください。