1月27日(土)朝9時、明科にある長峰荘駐車場上の小屋を拠点に「見えざるを見る ~ハンターと歩く里山~ ステップアップ編」を開催しました。過去2回行った時の参加者を対象としており、降雪時を狙っていたのですが、期待通りの雪が待ち受けています。
安曇野市猟友会から4名のハンターに来ていただき、一緒に歩きはじめました。気温は氷点下3度、極寒です。滑り止めのアイゼンなども装着し、準備万端でスタートしました。
安曇野市猟友会の会長、藤原さんが「キツネに追われて逃げるウサギの足跡」や「カモシカとシカ、イノシシの足跡の見分け方」などについて楽しく教えてくださいます。参加者からも質問が次々に出て、盛り上がります。今日は市民タイムス、中日新聞、あづみ野テレビが取材に来てくださいました。
下見の時にはなかった足跡がたくさん見つかりました!シカが3頭で道を横切ったあとも見つかりましたよ。
長峰山山頂に到着、新雪をラッセルしながらの登り道、みなさんお疲れさまでした。
北アルプスをバックに記念撮影。みなさん素敵な笑顔ですね。
さらに足を伸ばして、山の反対側の清水集落の入口へ…。獣道の国道ともいえる場所を見にいきました。こちらの集落は、身を隠す場所が多いため、たくさんの獣たちが確認されています。
山を下って小屋に戻ると、い~い匂いが!ホテルアンビエントの料理長、太田さんによるジビエ料理が待っていました。温かいイノシシ汁、いろいろな焼肉。期待が膨らみます。
下ごしらえの仕方で、味や食感がこんなにも変わるなんて!骨付きスペアリブをかぶりついたり、ホロリとやわらかい角煮をいただいたり、変幻自在のジビエ料理…次は家庭でもできるジビエ料理教室を!とのリクエストも出ました。ごちそうさまでした。
参加されたみなさんから、感想や今後の活動のことを発表していただきました。「勢子として活動したい」「狩猟免許を取得する」「どうしたら猟友会に入れるの?」など、主催者側としては嬉しい声がたくさん聞こえてきました。ちょっとずつではありますが、里山や狩猟に興味を持ってくれる方が増えています。ご協力いただいた猟友会のみなさん、本当にありがとうございました。