里山って、山林所有者と林業事業体だけの問題になってしまっている。本当は、そうじゃないんだ。

11月20日(金)里山木材活用プロジェクトで、開催された伐採・造林現場見学会。松本広域森林組合の方々による企画運営。

当プロジェクトは、「地域の里山から出た木を、地域の暮らしに繋げる」仕組みづくりに取り組んでいます。

昨年伐採造林した所と隣接する今年の伐採地。赤松林。用材としてカラマツへ、燃料材・榾木としてコナラへ、実生で芽を出す天然更新のサクラやアカマツ。

今回は、0.5ハーベスタによる造材の様子も見学。

拡大する松枯れ被害により、アカマツの伐採が西山の穂高地域でも進んでいます。

『子どもの頃から慣れ親しんだ赤松林がなくなるのは、寂しいな…。』と参加者がポツリ。

数年後には、この穂高山麓の景色も大きく変わっていくのかもしれません。

以前別の企画では、この辺りは、天蚕用の低いクヌギ畑が広がっていて、高い赤松はほとんどなかった、と聞きました。

地域の一部として、田んぼや畑と同じ目線で、里山を見つめる視点をもちながら。

里山の見え方がかわりました!👀