今日は、里山木材活用プロジェクト企画で完成直前の総合体育館の内覧会。
市総合体育館体育館建設推進課の方々に協力いただき、設計者の百瀬氏をはじめ、施工業者の方々にご案内いただきました
外見は、真っ白の壁とガラス張りの部分が目立ちますが、内装には市有林から切り出したカラマツをたくさん利用しています。
アリーナの壁はカラマツ材のベタ張りではなく、柵状に隙間が作られており、しっかりとした存在感。
一方、柔剣道場は壁板として、横向きに隙間なく張られています。
大型公共施設の木材使用には、不燃処理などの様々な法律があります。
今回使われたカラマツ材も一見、何も塗料が使われていないように見えますが、すべて不燃処理が施されています。
木の雰囲気が伝わるとても素敵な風合いになっています。
製材に携わった林友ハウス工業の方より、木材の寸法を調整しながら歩留まりをできるだけ上げる工夫をされたとの説明も。
百瀬氏によると、アリーナの屋根が一番苦労したそうです。
ダブルトラス構造で、足場を全面に組み立てて、現場ですべて溶接を行ったとのこと。
12m以上の骨組みの運搬ができないので、360度すべての溶接資格を持つ熟練した職人2名で、現場ですべて仕上げたそうです。
建築士のみなさんも興味津々、さまざまな質問が飛び交っていました
体育館を使用は来年予定とのこと、楽しみですね