今日は、安曇野市・松本市の二市山林組合のマツタケ山へ。
安曇野市と松本市四賀と隣接する、現在もっとも松枯れ被害がひどい里山。
部分的に、アカマツ林が残っている
被害の蔓延防止に伐倒された丸太が山腹に散見される枯れたアカマツ林の地面は乾燥と風化が進む
しかし、このような過酷な環境で、命をつなぐのはアカマツの実生。
アカマツ林が残っているところには、養分と水分を蓄え、薄くも土壌が形成されて、苔が生え、広葉樹が生えている。
しかし、いずれもこのアカマツ林が枯れるのも時間の問題。
これからこの山腹とどう付き合っていくのか、といったとき、昨年「抵抗性家系アカマツ」の苗木を植えることを選択した。
今年で2年目、昨年植えたアカマツの苗も何とか活着している。この選択が正しいかどうかは、まだわからないけれど、「向き合うこと」を選択し、行動することが大切なのかもしれない。
子どもの頃から、ずっとここらの里山で遊んで、木を取って暮らしてきた77歳のおじいちゃんたちが、未来のために今、木を植えている。
今は、松枯れでヒドい状態の里山かもしれないけれど、なんだかいい里山になりそうな、そんな気がしています
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