さとぷろ。フォーラム2018 第3部は山主さんサミットです。「市民と山主のステキな関係づくり」というサブタイトルをつけさせていただきました。さとぷろ。の活動では、なんといっても地主である山主さんの理解と協力が必要です。でも、フィールドもお考え方や背景がみなさんちがうので、活動はオーダーメイド。おひとりおひとりのお考えを聞き、想いを聴かせていただきながら、寄り添った活動づくりが必要です。何よりも、人と人との信頼関係、関係性づくりが不可欠です。市里山再生計画推進協議会の茅野会長に、うまくコーディネートしていただき、山主さんたちからお話しいただく機会にしました。

個人山林所有者の二反田さん(穂高牧)、さとぷろ。学校フォローアップセミナーのフィールドとして、スギを皆伐したあと約20年たった雑木林を提供していただいています。

下堀扇町内山生産森林組合組合長の青柳さん。さとぷろ。学校の間伐実習フィールドを提供していただいています。生産森林組合ってそもそも何?というところからお話ししていただきました。

個人山林所有者(明科押野)の矢花さん。昔の実家である山林に通って、一人で整備を続けてこられています。伐ったものは有効利用したいと、薪にして安価で販売(配達)したり、高校の文化祭に竹や杉の葉っぱを使ってもらっています。細かく分かれた土地の権利の場所で、手が入らない場所も多いというお悩みもありました。

どうすれば山主さんはフィールドを使わせてくれるのか?続けていくためにはどんな仕組みが必要なのか?関係性の構築のコツはどこにあるのか?いろいろなヒントが詰まっているサミットとなりました。

山主さんのお話が聞けるなんて素敵な企画ですね!という感想もいただくことができました。さとぷろ。でも山主さんと交流を深め、しっかりと関係性を作っていくことが必要だと改めて感じる機会となりました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。