さとぷろ。学校第9講は、12月6日に実施しました。明科矢ノ沢地区の竹林整備です。もともと畑だったところに、竹が侵入しています。ここは全部伐って、竹のない場所に戻すそうです。それにしても膨大な竹の量!

森倶楽部21の指導により、3グループに分かれての皆伐作業。2つのグループは竹を伐り、1つのグループが炭を作るために竹を燃やす作業を行います。

倒した竹は枝を落とし、1.5m長さに切り、節に傷をつけてから無煙炭化器にくべていきます。節に傷をつけないと、爆竹のように竹が爆発してしまいます。ただのたき火に見えますが、この無煙炭化器は優れもので、空気の対流により炭が手軽にできるのです。

旧矢ノ沢分教場(矢ノ沢公民館)で昼食をとったあと、竹についての座学を行いました。地下茎の若い・古いによって「オダケ」「メダケ」の違いが出るなど、興味深い内容でした。

午後は手道具の手入れ、刃物研ぎの基本を学びました。砥石を使って、実際に鎌を研ぎます。刃の形をイメージして研ぐ、なかなか難しい作業でしたが、道具あってこその安全な作業…しっかり学びたいですね。

ご指導いただいた森倶楽部21と杣事屋七兵衛のみなさん、お昼に温かい汁ものを作っていただいた森倶楽部21のみなさん、会場を提供いただいた矢ノ沢地区のみなさん、大変お世話になりました。

次回はいよいよ最終講、学び全体をふりかえり、今後の活動について話し合う場となります。閉講式も行い、受講証をお渡しする予定です。