7月25日(水)、さとぷろ。学校の第4講が開催されました。午前中は、堀金地区の下堀扇町内山生産山林組合の事務所をお借りして、森の健康診断の座学です(例年お借りしていた啼鳥山荘が貸し切りで使えないため)。講師は特定非営利活動法人森倶楽部21の3名。一般市民が森の健康度を測定できる方法について学びます。

早めにお昼ごはんを済ませて、実地調査に向かいます。ここのところ酷暑が続いています。安全第一、熱中症予防を心がけながら身支度を整え、歩いて現地へ向かいます。

ヒノキ林に到着。これから始まる林内での安全を祈願して、山の神様に手を合わせました。二礼二拍手一礼、よろしくお願いいたします。

まず「堀金6」の測定。中心木と測定範囲はあらかじめ講師陣が設定してくれています。斜度38、笹が生い茂っていて滑る場所です。転ばないように慎重に移動しながら、対象木6本の胸高直径や樹高などを計測します。また、土の腐食層や周辺の植層も観察して記録していきます。

次は「堀金7」の計測。細い木が密生していて、「堀金6」とは様相が違います。林床にはほとんど植物がありません。対象木は26本、胸高直径の平均を出して、平均木の樹高を測りました。込み合ったところの中心木を切り倒し、1本伐る前後で林内の明るさの変化を見ました。

建物に戻って数値の計算。林分形状比や相対幹距を出して、ふたつの森がどんな健康状態かを数値化しました。

次回から間伐を学び、伐倒の実習がはじまります。手のこでの作業、安全第一で進めていきましょう!