6月27日(水)は『さとぷろ。学校』第2講を実施しました。第2講と第3講は2日連続の宿泊研修です。天平の森に9時半集合、マイクロバスに乗り合わせて安曇野市内の活動フィールド見学に出発しました。

あいにく雨模様。車内では自己紹介をしたり、プロジェクトの説明を聞いたり。最初に訪れたのはこの春オープンしたばかりの、三郷交流学習センター「ゆりのき」。安曇野材利用促進プロジェクトで作成したミニハウスが展示されています。2つのミニハウスが作られた経過や、使われている材について事務局が説明しました。

次に訪れたのは中信木材センター。職員の方のご案内で、場内を見学させていただきました。時期的に材の量は多くはありませんが、普段入ることのできない木材市場、見ることのない機械など、興味津々です。巨大な木材選別のベルトコンベヤーは、材の形状をセンサーで測り、15か所に分類する迫力の装置。4m材が転がる轟音が響きました。

次は室山(むろやま)、ほとんどが市有林で手を入れやすいのもあり、いくつかのプロジェクトが活動しています。「ヨミマツグループ(よみがえれ!マツタケ!)」は、アカマツ林のマツタケ復活にむけて松葉かきなどを行っています。また、JUON-NETWORKさんと一緒に開催している「安曇野森林の楽校」。今年3年目となるヒノキ林整備の様子が紹介されました。

雨のため、昼食はファインビュー室山さんのお部屋をお借りして食べました。何名かはレストランでいらぼっちゃで美味しいランチをいただいたようですよ。

穂高有明にある「カフェ凡凡舎(ぼんぼんしゃ)」へ。安曇野材利用促進プロジェクトで昨年度作った「あづみの恵みの家」冊子にも紹介された、安曇野材や県産材を利用した住宅兼店舗です。プロジェクトリーダーより説明が行われ、受講生は美味しいコーヒーを飲みながら、ゆったりと聞き入りました。なんと!受講生の中にリーダーのお施主さんが…という、衝撃の出会いもありました。みなさん、繋がっているのですね。

製材加工を行う、林友ハウス工業さんへ移動。丸太が商品になるまでの一連の流れの説明をしていただきながら、工場内を見学。安曇野材が使えるのは、手間暇を惜しまない林友ハウス工業さんの取り組みがあるからこそ!使いたい時に使えるような仕組みづくりを、今後は進めてくださるそうです。

木質バイオマス利用促進プロジェクトの薪づくりの現場を見学。雨のため作業は行っていませんでしたが、プロジェクトメンバーより説明を受けることができました。しゃくなげの湯へ納入する、アカマツ(松枯れ材)の薪。明科天田から搬出した、ニセアカシヤの丸太材と薪。秋に行う予定の里山市での販売を目指しています。

時間オーバーのため、予定していた明科天田(木質バイオマス利用促進プロジェクトの活動地)の見学はできませんでしたが、バス車中で松枯れ被害のことや皆伐、更新伐、樹種転換などの話を聞きながら山を見ることができました。天平の森に戻って「ふりかえりシート」を記入、事務連絡のあと解散しました。

このあとバンガローにチェックイン、お風呂に入ったりして自由に時間を過ごしたあと、お待ちかねの懇親会!盛り上がったことは言うまでもありません。みなさん、お疲れさまでした。