さとぷろ。学校の第5講が、8月29日の水曜日に行われました。午前中は、下堀扇町内山森林組合の管理棟をお借りしての座学。前回実施した「森の健康診断」の結果検証、「間伐について」「安全について」など、資料を見ながら学びました。
ハインリッヒの法則(1つの重大事故の陰に29の中型事故、300のヒヤリハット)も出てきました。ひとりで考えるのも大事ですが、参加者全員で現場のヒヤリハットを共有し、危険予知(KY)ができる目や感覚を養うのも大切なことですね。
お昼ごはんをいただいて、管理棟から歩いて移動、フィールドに到着しました。最初に山の神様に安全祈願。二礼二拍手一礼をして、無事故をお願いしました。
急な斜面を登り、森の健康診断を実施した場所で「山の見立て」を行います。どんな森林として残していくのか、あるべき森林の姿についてディスカッション。尾根に近いところなので、栄養が少ないためか樹高や胸高直径も低く、材としての有効性はどうなのかといったところ。
対象木全部にピンク色のテープをつけ、残す木(残してもいい木)には青いテープをつけていきました。決定的に伐る木には、もう1本ピンクのテープを追加…だんだん林が華やかになっていきました。樹高の5分の1の間隔をあけるのを最終目標に、元玉が3m確保できそうな木を選ぶ「選木」を行いました。
次回はこの木を手ノコで伐っていく作業です。そのために、ノコの練習を斜面下の平らなところで行いました。斜面に立って、幹に水平にノコを入れていくのは、なかなか大変な作業です。受け口、追い口をしっかり入れて、ツルを使って安全に目標方向に伐倒していきましょう。